【MK11】ネタバレ全開でAftermathの感想を語る ~ 全チャプターあらすじ解説もあるよ!~

注:この記事にはMK11: Aftermathのネタバレしか含まれていません。また、一部グロテスクな表現があります。

 

ようやくAftermathの感想を書く時が来た!!もちろん夜中にダウンロードしつつ朝起きてすぐプレイしたけど、その価値に見合う内容だった。今回もいろいろ新しいエピソードが追加されてるんだけど、Xの時と違って違和感が無いのはやっぱりグラフィックの質が段違いなせいかなあ、技術力の向上ってすごいね。

ストーリー前半は冗談みたいなゆるい展開もありつつ、微妙な空気のパーティが何だかんだで協力して順調に進んでいたものの、中盤からはもう裏切りと凄惨な殺し合いですよ。11本編が過去に敵だったキャラとも協力して、強大な敵であるクロニカを討伐するってストーリーだったからな~。そのぶん終盤で9のオープニング並みにキャラが皆殺しにされて唖然とした。上げて落とすとはこの事か!

 

そして意外だったのが、シャンツンがメインボスだったこと。9がシャオカーン、Xがシノックと、MKが再始動してからも歴代ボスがローテーションで出てはいたんだけど、正直クラシックなボスキャラの出番がここまであるとは思わなかった。11はシリーズ初の女性ボス・クロニカが出たりもしたしね~。

もうひとつ意外だったのは、シャンツンがほぼ主役だったこと!まさかの主役兼ボスキャラですよ。ファンとしては嬉しいけど、予想外の展開だったのは間違いない。それと、DLCキャラのみとはいえ悪役キャラがストーリーモードで操作できたのも良かったな。

 

ラスボス戦もこれまた新たな試みで、善と悪どちらのルートに進むかプレイヤーが選択できます。もちろん僕は最初にシャンツンルートを選びました(すまんな)。こちらのエンドでは世界征服を達成して終了。

 

ん~、他の人も言ってたんだけど、これはありきたりで退屈な終わり方ではある。他のヴィランキャラにも言えることだけど、強大な力を手にしてやる事が世界征服ばっかなのは何とかした方がいいかも。せめて征服後の世界が描かれれば違うかなー、でも神の力を吸収しても瞳が変わらなかった(変えなかった?)のは若干興味深い。

でも歴代ボスキャラって贅沢やかしずかれるの大好き!ってタイプではないから、実際に世界征服したら何も刺激的な事がなくなってつまらない人生送りそう。今まで闘いに明け暮れ、策略をめぐらせてきた男たちが椅子に座っているだけで何でも望みが叶う、雑魚相手に俺ツエーしか出来ない人生で満足できるのか?いや、ない(断言)

 

もう一方のリュウカンルートは、無事シャンツンを倒して冠も手に入れたリュウカンがグレート・クンラオ(※クンラオの前世。MK1の500年前にトーナメントで勝利してアースレルムを守るも、その50年後にゴローに敗北し殺害される)のもとへ現れ、新たなチャンピオンとして迎えるという展開。

次回は500年前からスタートするのかな?グレート・クンラオが出てきたのにも驚いたけど、歴史の流れを創造する力を手にしたリュウカンが一体何をするつもりなのか…その気になれば悪人を一掃した世界も創れるはずなのに、ね。

しかし、クロニカの種族であるTitanは彼女1人だけではないから、もしかしたら他の巨人族との戦いが始まるのかも?今のところ巨人族が最強の種族なんで、もし戦えば炎神となったリュウカンであろうと苦戦は免れなさそうだ!

 

↓以下、大ざっぱなあらすじと各チャプターの感想↓

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各チャプターの感想・あらすじ

オープニング ~ Chapter 13: TIME’S ARROW

クロニカを倒し、リュウカンとライデンは全ての始まりの地へと到達する。リュウカンは時の守護者の力をもって歴史を再構築しようと試みるが、そこに現れたのはシャンツン、フウジン、ナイトウルフの3人だった。彼らはクロニカの申し出を断り、時もおよばぬ空間へと追放されていたが、彼女の死により異空間から脱出できたと言う。

シャンツンから『破壊してしまった冠が無ければ、歴史の再構築は出来ない』と伝えられたリュウカンは冠を取り戻すため3人を過去へと送るが、そこはキタナとシャオカーンの対決の時であった。

 

いや絶対バレるだろ、ってくらい目立ってるのに無駄にコソコソして案の定バレてるというギャグ。お尋ね者の自覚あるなら変装しとけよw そしてシャンツンの島に行って冠を取りに行くのはいいけど、待ち構えてる旧神セチュリオンを撃退できない…下手なことして歴史を変えたらいけないから仲間も増やせないし、どうする?!→シンデルを復活させようの回

 

どうでもいいけど荒野の木の下でたむろしてると立ち往生してる感が半端ない。そしてこの時間軸のシンデルを復活させても仲間になって戦ってくれるのか…不安が募る。

 

MK11で初登場、クリプトモードでアイテム集めに尽力していたクリプトガイもようやくストーリーモードに登場!!ただし、死体の役で。毎回思うんだけど、フィールドを自由に動き回れるモードではシリーズ初出の人気のないキャラが選ばれるの何なんだろう。クリプトガイに至っては名前すらないよ?!性別も固定されてるから、プレイヤーの分身ってわけでもなさそうだしね~。

ここでのバトルはMK:Deceptionのオマージュ!見比べてみるとよく似ているね。DLCキャラが思い切り戦い、舞う姿は各キャラのファンなら垂涎ものですな♪

 

Chapter 14: GUARDIAN FOR LIFE

辿り着いた先で敵に見つかり、追っ手を退けたものの、追放したはずの者どもが現れたとクロニカの耳に入るのは必然であった。更なる追っ手として旧神・セチュリオンが差し向けられると予想した一行は、敵軍に対抗するためネザーレルムに囚われた皇后シンデルを蘇生させようと計画する。

シンデルの完全なる復活のため、彼らはショカン族の女王・シーヴァのもとへ協力を仰ぎに向かうのだった。

 

シーヴァは過去、シンデルの護衛を務めていました。あのような悪女に仕えていては、さぞ気苦労が多かったに違いない…と思いきや、なんと本気で慕っている様子ではないですか。あれ、最初の世界のシンデルなの…?

 

キタナに事情を説明していては時間がないため、仕方なく内密に事を運ぼうとするも案の定見つかってしまう。そしてシャンツンがバラカに思いっきり刺される。飢刃族って嗅覚良かったっけ?それにしても変身してるのに匂いで誰だかバレるのって致命的じゃないか、誰かファブリーズ持ってきて!!

 

すったもんだの末に背骨バキバキで回復中だったコータルを魂の間から引っ張り出し(大変だね…)、シンデル復活。どうなる事かと思いきや…

 

あれ、いい人そうじゃない…?娘のキタナとも感動の再開。おお、良かった…と思ったのもつかの間、シャンツンの島に着いたシンデルは不穏なセリフを言い始めるのでした。やっぱりな

 

Chapter 15: WINDS OF CHANGE

女王シーヴァの協力を得て、一行は皇后シンデルの復活に成功する。肉体と精神を完全に再生した彼女の洗脳は解け、愛娘のキタナとつかの間の再会を喜ぶのであった。

旧神に太刀打ちできるほどの力を持つ武闘家を迎えたシャンツン達はついにセチュリオンの待つ島へと冠を奪還しに行くが、洗脳が解けたはずのシンデルが見せた不穏な態度に、フウジンとナイトウルフは一抹の不安を抱く。

 

シャンツンの島に居た修行僧たちは殺されたのではなく、自死してたんだねー。首を括って死を選んだ彼らの亡骸を目にして、思わず悲哀の表情を浮かべていたけど…自分の信者とはいえモブ僧侶の死に心を動かされてるのは意外だった。お前にも人の心が残っていたのか…

 

ここはフウジンがライデンと一度だけ喧嘩になった時のエピソードが良かった。どんな内容かはゲームで見てね♪

 

触手対決。セチュリオンはもちろんギタギタにやられた。シンデル強いね…9の時に得た力は健在みたい。ジャックスやライデンらとも合流し、様子を見に来たクロニカも撃退。しかし冠が最重要アイテムだと分かってるわりに扱いがずさんなのが不安。僅かな間とはいえ、冠を落としてシャンツンに拾われとるやないか!

 

Chapter 16: VISIONS OF EMPIRE

シャンツンらは孤島へと足を踏み入れ、念願の冠を手に入れる。クロニカの配下となっていたジャクソン・ブリッジスを仲間に加え、炎の庭園にてライデン達と合流し、警告に現れたクロニカにも手傷を負わせ、退ける。

残す目標はクロニカと砂時計のみ。無限の血海を渡り、ついに宿敵が待つ牙城へと侵攻する時が来たのだ。しかし…

 

ついにシンデルが本性を現した。今回のシンデルは血気盛んだよね、特に序列に厳しくもあるけど。とにかく敵には無慈悲に、蛮族はきちんと奴隷として扱うのが信条みたい。しかし一介のショカン族だった護衛のシーヴァには礼儀正しく接していたし、その辺は賢くやってたんだね~。まあ、あんま部下に偉そうにしてると権力なくなった時、顔に虫汁かけられて退場するハメになるからな

 

こうはなりたくない

 

そしてあっさり殺されるシーヴァ。『キタナが殺した』とシンデルに言われてあっさり信じるショカン族の面々。そんなすぐ信じるなよwww明らかに現場の様子おかしいだろ!!という思いも虚しく、ショカン族は裏切るわ、シャオカーンは復帰するわでここから一気に不穏な展開に…。

そういやシャオカーンはキタナに殺されたのではなく、目を潰されただけって裏設定が公式設定になったんだね。9の時から意気地のなさをシャオカーンに叱責されていたし、やはり仇敵といえど今まで父と思っていた人物を殺せなかったんでしょう。でも目潰しだけなら治癒魔法で治せそうだし、今後を考えたら危険すぎるわ…

 

熱い抱擁。あのシャオカーンがシンデルを抱きしめて目を閉じている…だと…?!コマ送りで確認したけど間違いない。愛は人を変えるのね…

二人で仲良くゲラスを木っ端微塵にしていたけど、今まで不死身だったのにどうなってんの??そして今までの薄っぺらい仲間ごっこを吹き飛ばすような惨劇が、いよいよ幕を開けようとしていた…

 

ショカン族の群れがきたぞー(^o^)

 

うわあ、これケージ一家から処刑されるの?えっぐいなあ…と見てたけど、ここでは一応生かしてもらえた…。流石にヒーローサイドのメインキャラを惨殺するのはマズいとNRSも思ったんですね、よかったあ。

 

シンデルが投げ返した帽子を受け止めきれず、自分の武器で手を斬ってしまうシーンいいな。

 

と思ってたらこの絶望的な状況だよ。そしてまたキタナを鎖に繋ぐのかよ!シンデルの個別エンドで『自分の娘を犬のように鎖で繋ぐとは何事だ』とユーザーから言われとったやないかーい!まあ、一応殺さなかったのはせめてもの情けなのかもしれないけど。

 

このチャプターでキタナに抱きしめられた時、面食らったような表情をしていたけど…想いは通じなかった。

 

Chapter 17: CHECKMATE

シンデルの本性は祖国と国王である夫を裏切り、皇帝シャオカーンに自らの意思で寝返った毒婦だった。彼女はまたも裏切りを重ね、その謀略により戦士たちの殆どは地に伏せ、戦う力を残してはいなかった。巨神の打倒を掲げ、あらゆる種族が団結し、ひとつの大軍となり死地に赴いた歴史は儚くも崩れ去る。

この戦争の勝者は誰なのか、もはや知る者はいない。ただ、それぞれの宿敵に決戦を挑む運命のみが残されていた。

 

キタナは血に塗れて動けず、リュウカンはいたずらに脚を砕かれ(こういうシーン精神的にキツい)、コータルの首が転がり落ちる地獄絵図もつゆ知らず、フウジンはあっさりとライデンに化けたシャンツンに冠を渡してしまう。そしてフウジンが事態を飲み込むのがワンテンポ遅いw あんなに気をつけてたのに、いとも簡単に冠が…!きっとアースレルムでは善良な人間に囲まれすぎて平和ボケしたに違いない。

 

神兄弟がシャンツンに挑むも、返り討ちにあってエネルギー供給源として確保されてしまう。裏切りを予測していたとは一体何だったのか…それに、殺さないまでもミイラのような醜い姿に変えてしまうのえぐいわ…

それにしてもシャンツンは自分で作っただけあって、冠を被っても何ともないね。魂のエネルギーを消費して力を増幅させる仕組みになっているのかな?

 

まだ慌てるような時間じゃない

 

軽くいなされるレヴナントの方々。ついに裏切られるシャオカーン勢。いくらなんでも余裕ぶっこいてシャンツンに背を向けるとは慢心しすぎだろ

 

そして明かされる真実。この展開は全てリュウカンの計略によるものだった!冠を確実に手に入れ、シャンツンを完全に消滅させるため、仲間の犠牲を目にしながらも救わなかったのだ。全ては目的のため…

 

『なんと甘美な酷薄さよ』—このセリフ、毒があって好き。

 

今まで正面から敵に立ち向かってきたリュウカンがシャンツンを騙し、『新しい世界で再度命を与える』と仲間が次々と殺される様子を見ても動かなかったというのは成長を感じるね。

そしてリュウカンとシャンツン、お好きなルートを選んでAftermathは終演です。このお話の続きはまた4年後に♪

 


 

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